こんにちは 介護福祉士科の新井です
今から約20年前、僕が特別養護老人ホームなどで働いていた時には、
「明治」、「大正」、「昭和(初期)」生まれの人が、介護の対象となる主な高齢者層でした。
明治、大正、昭和(初期)。
それぞれの時代にどんなことがあって、どんなライフスタイルを送った「世代」なのでしょう?
生活を支える介護職には、こんな視点での深い理解も求められます。
「明治を生きた人」と、「今(平成)を生きる人」では、生活者としてのニーズが異なるからです。
さて、今日、電車の中で70歳~75歳くらいの女性たちが、互いのスマホを見せ合いながら、こんな会話を交わしていました。
Bさん:「ねえAさん、〇〇のライングループに入る?」
Aさん:「そうね~入れてもらおうかしら」
Cさん:「これでみんなで話せるわね」
Bさん:「だわね~。・・・ところで、この写真、素敵だと思わない?」
Aさん:「わあ~素敵~」
Cさん:「(写真を)送ってほしいわ~」
Bさん:「いいわよ~」
僕の思い出の中に生きる、明治生まれのAさん、Bさん、Cさんとは、何もかもが異なる世代。
介護の場面の「お手玉」や「おはじき」が、僕の追憶の彼方にフッ・・・と消えていった瞬間でした。