埼玉福祉保育医療製菓調理専門学校では、調理師科1年生を対象に、毎年「国際教育」の一環として、イタリアの料理学校「ICIF(イチフ)」から野沢寛夫シェフをお招きし、特別実習を行っています。
今年も10月3日(土)に特別実習を実施しました。

今回の実習では、「プルーンとラルドを詰めたウサギ肉のポルケッタ風ロースト」と「タレッジョチーズ、蜂蜜、ドラゴンチェッロの香りをのせたリゾット」の2品を通して、イタリア料理の技術や考え方を学びました。
普段の実習ではなかなか扱うことのないウサギ肉やラルド、タレッジョチーズなどの食材に実際に触れ、それぞれの食材の特徴を理解しながら調理を進めました。また、リゾットでは、イタリアで使われている米の種類や火入れの考え方など、日本の米料理とは異なる調理技術についても学びました。
さらに今回の実習では、料理の作り方だけではなく、イタリアの食文化や食材にまつわる歴史、現地での料理人としての経験など、野沢シェフだからこそ伝えられる「本場の話」もたくさん伺うことができました。

ICIF(イチフ)とは?
ICIFは、イタリア・ピエモンテ州の認定を受け、イタリア料理の技術だけでなく、食文化や食材についても学ぶことができるプロフェッショナル養成校です。
日本をはじめ、韓国やアフリカなど、世界各国からイタリア料理を学ぶために学生が集まっています。
今回の実習では、そんな世界の料理人を育ててきたICIFで長年活躍されている野沢シェフから、調理技術だけではなく、実際にイタリアで暮らし、料理を学んできたからこそ知る食文化についても教えていただきました。

今回のリゾットに使用したお米は、イタリアの「リーゾガッロ(Riso Gallo)」。
リーゾガッロは、イタリアを代表する米ブランドのひとつで、ICIFとも長い繋がりがあり、今回の実習でも本場で使用されている食材を提供いただき、実際にリゾットを仕上げました。
日本で普段使っているお米とは異なる、リゾットならではの米の扱い方や火入れについても学ぶことができました。

「ウサギ肉」から知るイタリアの食文化
今回の実習で学生たちが特に興味を持った食材のひとつが、ウサギ肉です。
日本では日常的に食べる機会が少ないウサギ肉ですが、イタリアでは比較的ポピュラーな食材として親しまれています。
野沢シェフからは、ウサギ肉にまつわるイタリアの食文化や、食材の販売方法に関する歴史的なエピソードなども紹介していただきました。

日本ではなかなか聞くことのできない話に、学生たちも驚きながら耳を傾けていました。
学生たちにとって、普段の授業だけでは得ることのできない、本場の料理と食文化に触れる貴重な時間となりました。

初めて扱う食材、初めて知る料理、そして初めて聞くイタリアの食文化。
実際に見て、聞いて、触れて、食べてみる。
今回の特別実習を通して、学生たちは料理の技術だけではなく、「食を通して世界を知る」という国際教育ならではの学びを経験することができました。
これからも本校では、さまざまな国や地域の料理・食文化に触れる機会を大切にしながら、学生たちの「もっと知りたい」「やってみたい」という気持ちを育てていきます。
