卒業研究発表会(前半)

12月11日(火)にさいたま市民会館おおみやにおいて、「平成30年度 卒業研究発表会」を開催いたしました。各学科の中間発表会を経て、その代表5班が発表を行いました。

関係業界の皆さまや保護者の皆さまをお招きし、保育士科の2年生の司会で進行しました。

 

トップバッターは、こども福祉科Ⅱ部 増田 野口 糸州 木村 佐藤 による「午睡が及ぼす、子どもへの影響について~4・5歳児の午睡の必要性、一人ひとりに合わせた生活~」です。

保育園で午後の活動の合間に行う「午睡(お昼寝)」の意義や影響等について、保育園の保育士を対象に行った調査をもとに行った研究です。実施していない園もあったり、時間もそれぞれでしたが、当然ながら意図を持った取り組みとなっておりました。この「午睡」に関しても、子ども一人ひとりの発達の状況に応じた対応が必要で、特に就寝への影響を考慮することが重要であるとのまとめでした。

 

続いて社会福祉士科 穴井 中原 長谷川 松永 宮川 による「どうすればクライエントに自信を持って接することができるか 自己肯定感の観点から検討する」です。

自己肯定感を「自分の価値を評価し、肯定できる感情」との定義のもと、クライエントに自信を持って援助するための資質等に関する研究です。調査の結果、必ずしも自己肯定感がクライエントへ援助の資質に結びつくものではなく。自身の性格や技術等の「内的要因」と、環境や他者から受ける「外的要因」相互作用の中で、自分たちを客観的に捉える視点の重要であると、結論づけられました。

 

続いて、こども福祉科 大島 小林 宍戸 関戸 船戸 による「児童養護施設でのボランティア~児童養護施設の職員が施設の子どもと過ごす時間を増やすために私たち学生にできるボランティアとは~」です。

どの職種も、業務の肥大化が行われ、本来の業務に関わることのできる時間の調整が必要となっております。児童養護施設の職員も、一定数の離職者があり、その業務改善を図るために、ボランティアによる間接業務の遂行の意義について、実際にし悦ボランティアを通して研究いたしました。洗濯・掃除・食器洗い等の間接業務をボランティアが担うことで、本来の業務である子どもたちとの関わりが充実したものとなりました。今後はボランティア募集活動を行うなど、少しでも役立てる方向性が示されました。

 

ここで、前半を終え休憩となりました。後半につきましては、学校長ブログ「 卒業研究発表会(後半) 」をご覧ください。

これらの卒業研究は、本校における学習や実習などから、学生自身が課題を設定し、その課題の解決に向けて、学生自身で仮説を立て、計画し、調査・分析・考察を行い、さらにその結果の評価と、一連の流れで取り組んできたものです。

それは、まさに学びの集大成と位置づけられるものです。

また研究に際しては、各班がそれぞれのチームワークのもとに、協力・協働で取り組み、探究活動とともに協調性や協働性を育む取り組みとなります。

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