卒業研究発表会(後半)

学校長ブログ「 卒業研究発表会(前半) 」に続いて、後半です。

後半の最初は、こども福祉科Ⅱ部 井出 黒田 柴 船渡 松本 による「子ども向け番組が親子に与える効果、影響~テレビ視聴と子育てや保育の関係性は~」です。

毎日放送されているNHKの子ども向け番組、長寿の子ども向けアニメ、戦隊もの等、誰もが幼少の頃に親しんできたテレビ番組に対する保護者の実態や意識を調査し、その効果や影響について研究しました。

大多数の家庭が視聴しており、時間的には1時間以内、ほぼ全員が直接的・間接的に子育てに役立てているとの結果でした。もちろんそのメリット・デメリットも指摘されております。そのため、製作者の意図を踏まえた資料を作成し、児童館や子育て支援センター等のコミュニティー施設に置くことで、効果的な活用を図る取り組みの提起がなされました。

 

最後は、社会福祉士科 石川 木村 中橋 吉田 による「今のうちから多職種連携~他学科同士で連携のベースづくりをするには~」です。

多職種連携」は、現代のキーワードであり、本校の養成する専門職も、その職だけではなく、いろいろな職種との連携の中でその効果や役割を果たすことができます。本校のように福祉・保育の人材養成を行っている専門学校では、学科開の相互理解が、多職種連携につながります。その一環として、学科間の協働的な取り組みを行う中で、それぞれの学科の視点も明確になりました。当事者同士、他学科の様子を理解している状況ではないことも明らかになり、本校だからこそなしえた研究であるとともに、今後の学校運営にも示唆に富む内容となりました。

 

各発表後には、それぞれ質疑の時間も設けました。素朴な質問から、結果についての意見、調査方法のアドバイスなど、活発な質疑が行われ、聴取である同級生や下級生も積極的な姿勢で参加していることが感じられる時間となりました。

 

また、ホールを出たホワイエでは、卒業研究の対象ではない保育士科2年生のポスター発表も行われました。それぞれに工夫されたポスターが展示され、壇上とは異なる雰囲気の中で、参加者も見入っておりました。

本校の学生が目指す専門職は、常に利用者や相談者、幼児、保護者やご家族への視点が重要となります。しかし、実際の現場では様々な課題や不具合が生じるものです。だからこそ、それらの解決・改善を図るために、常に研究する視点が重要となります。

「意識が気付きの始まり 気付きが行動の始まり 行動が成功の始まり」という言葉があります。今回の経験を踏まえ、常に意識を持って、気付きと改善を目指す専門職として、期待も膨らむ時間となりました。

ご存知の通り、本校が養成する人材は、福祉・保育の各現場において、多面的・多角的な視点を持った「現場力の高い職業人」です。その一端が、この「卒業研究発表会」でご覧いただけたものと自負しております。

 

この記事を書いた先生

青木 猛正校長先生

皆さんは「人の役に立つ」という夢を持っていますね。その夢を埼玉福祉・保育専門学校で実現させましょう。