調理科1年生は、地域の皆様に向けてはじめての学内販売実習を行いました。お客様へ商品を販売するためにはどのようなことが必要か。チームワーク力を高めるためにはどうしたらいいか。を考え、クラスやチーム毎に意見を交換し、クラス全員で一つの店舗を作り上げました。
商品の製造から販売まで全てを自分たちで行うのは初めての経験でした。
試作ではシュークリームがうまく膨らまなかったり、スパイスの香りが弱かったりと、試作段階では多くの課題に直面しました。
しかし、チーム力を発揮し、一丸となって、反省や振り返りを重ね、自主練習を通じて原因を追求しました。
その結果、価値のある商品を完成させ、無事に販売を行うことができました。
販売当日には多くのお客様にお越しいただき、温かいお言葉をいただきました。
はじめて接客を行った学生も緊張しながらも、お客様ひとり一人に対し真摯に対応し、完売時には達成感で満面の笑みを浮かべていました。
お客様アンケートには「おいしかった!」「また食べたい」といった声の他、今後に向けた貴重なアドバイスも寄せられ、お客様の温かさを実感する機会となりました。お客様との交流を通じて、今後も調理や製菓の技術を学び続ける学生にとって大きな励みとなりました。
今回の販売実習を通じて、料理の技術だけでなく、チームで働く際には欠かせないコミュニケーション能力の重要性や問題解決力も身につけることもできたと思います。
今回の経験は、卒業後に調理師として活躍する学生にとってに必ず役立つ経験になったと思います。
これからも、お客様に喜んでいただける美味しい料理やお菓子を作り、提供できる力を養うために、全員で日々の授業を大切にしどんどん成長して欲しいと思います。