社会福祉士養成科の実習について

2024年4月に社会福祉士養成科(夜間1年制)に入学した学生たちは、4月の半ばより授業がスタート。
おおよそ3か月半の第一クール(1学期)を終えて、8月5日より10日間の第一次実習がありました。

一次実習では、社会福祉協議会、地域包括支援センター、病院などで実習を行い、地域の支え合いや関係機関との連携、多職種連携の重要性などの「地域支援」を中心に学びました

また、帰校日指導(実習期間の中間地点で学校に登校して学習する機会)や実習後教育(実習を終えての振り返りの授業)を通じて、学生同士がそれぞれの実習での学びを共有し、他の実習先での地域支援の知見を深めました

社会福祉士養成科では、実習先の現場と学校での学びを組み合わせて、異なる現場での学びを統合し、より実践的な理解を深める教育を実施しています。

一次実習を終えた学生たちの声をご紹介します。


【Aさん:地域の支え合い】
地域の支え合いについて、社会福祉協議会や地域包括支援センターでの実習が大変貴重な経験となりました。地域住民が主体となって行う活動やボランティアの力が、地域福祉の基盤を支えていることを学びました。特に高齢者や孤立しがちな人々が安心して生活できる環境を作るためには、地域住民同士の支え合いが非常に重要です。実習を通じて、地域全体で支え合い、互いに協力し合うことで、より強固な福祉コミュニティを構築できることを理解しました。


【Bさん:関係機関の連携】
関係機関との連携について、地域包括支援センターでの経験が非常に示唆に富んでいました。高齢者の生活支援や介護予防活動を効果的に進めるためには、地域のさまざまな関係機関、たとえば医療機関、福祉施設、行政機関などとの緊密な連携が欠かせません。それぞれの機関が持つ専門的な知識や資源を共有し、協力し合うことで、地域住民に対してより包括的で効果的な支援が可能になります。地域包括支援センターがこれらの関係機関と連携し、地域のハブとして機能することの重要性を改めて認識しました。


【Cさん:多職種連携】
多職種連携について、病院での実習が大きな学びを提供してくれました。医療ソーシャルワーカー(MSW)として、医師、看護師、言語聴覚士、理学療法士などの多職種と連携しながら、患者の治療や退院後の生活支援に携わる重要性を強く感じました。多職種がそれぞれの専門性を活かして協力し合い、地域の社会資源を導入することで、患者さんに最適なケアを提供することができ、患者さんの退院後の生活の質を向上させることが可能となります。このような連携が患者さんの地域での暮らしを支えるために不可欠であることを実感しました。

実習後には1週間の夏休みを経て、8月下旬より第二クールの授業が開始されました。「あの時の事例で話題になった制度だ」「実習では曖昧になっていた知識だ」といったように、一次実習での実体験を活かして、国家試験合格に必要な知識をより実践的に学ぶことができるはずです。

このように社会福祉士養成科では、一年間で社会福祉士として即戦力になれるように、実習を授業と連動させて、「地域支援」に関わる現場感覚をもって知識とスキル、技術を学べるオリジナルプログラムを提供しています。

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