調理師科2年生、総合調理専攻では地域の方々へ向けてお弁当販売をしました。
ゴールデンウィークに各自でオリジナルお弁当を作るという宿題から始まり、メニュー決め、ポスター作り、原価計算、発注など、学生主体でお店作りをしました。各クラス2回ずつ販売がある中で、1回目は発注ミス、計量ミス、お弁当が開店時間に仕上がらないない等々、多くの課題が残りましたが、改善策を立てて臨んだ2回目の販売では、大きなミスもなく、スピードも大幅にアップし、1回目よりも円滑に販売する事が出来ました。
お客様アンケートでは、『美味しかった!』『元気で気持ちの良い接客でした』と、応援してくれるメッセージが多く、自分たちで考えたお弁当を完売する事ができたという達成感は学生たちにとって大きな自信に繋がったことと思います。
学生からはお弁当販売を通じて、チームでコミュニケーションを取ること、協力すること、段取り良く進めることが大切だと身をもって感じたという感想が多くありました。コミュニケーション取らないと事が進まない、段取りが悪ければ上手くいかない、じゃあどうすれば改善出来るのか?を話し合いました。失敗したり、上手くいかなかった経験は、特に心に残ります。お弁当販売を2回続けて実施する事で、1回目の反省をすぐに活かせる場ができ、実体験を通して得たものは深く心に残ったかと思います。
成功させる事はもちろん大切ですが、時には失敗するという経験も『成長』という点では大切だと思います。学生たちは短期間での準備大変だったと思いますが、大切な事は大抵面倒臭かったり、大変だったりします。やれば出来るという達成感を知ると『面倒くさい』と思う気持ちよりも、『こうすればもっと良くなる、こんなこともできる』という気持ちのほうが大きくなっていくのではないでしょうか。
学生たちには、何事にも前向きに、一生懸命取り組める人に成長してほしいと願っています。