社会福祉士×外国人支援

みなさんは、自分の住んでいる地域に外国にルーツを持つ人がどのくらい住んでいるかご存知でしょうか?もしかすると改めて、そのようなことを考えたことがないという方もいるかもしれません。

埼玉福祉保育医療製菓調理専門学校のある埼玉県は、実は日本で5番目に外国人の多い県なんですよ。

学校があるさいたま市に隣接する川口市は日本で最も外国人居住者の多い市でもあるんです。

ちなみに最も外国人の多い都道府県(令和4年末現在)は

1位 東京都、2位 愛知県、3位 大阪府、4位 神奈川県

5番目が埼玉県となっています。

 

東京や大阪は人口も多いので、なんとなく外国人人口も多いメージが持てたと思いますが、愛知県が2番目というのが意外に感じられた方もいるかもしれません。

東京に近い神奈川や埼玉は家賃も安価なため、居住地として多くなる傾向があります。

また、実は愛知県にはブラジルにルーツを持つ人が多く住んでいます。1980年代日本の労働力不足が深刻化した頃、多くのブラジル人(特に、日本にルーツを持つ日系ブラジル人)が日本に渡り、日本の主要産業である自動車産業の多い愛知県で労働者として活躍したのがきっかけとも言われています。

 

さて先日、入管法(出入国管理及び難民認定法)の改正案が、衆議院で可決したということがニュースになりました。このニュースは社会福祉士にとっても重要なトピックのひとつです。 入管法改正案は、外国人労働者の受け入れを拡大する一方、日本において不法滞在と判断された場合、母国への強制送還の手続きを簡素化することなども盛り込まれています。

不法滞在と判断されてしまったものの、さまざまな事情で祖国に帰ることのできない人や、その家族の尊厳を守りながら生活の支援を提供する立場にあるのが社会福祉士。そのため、日頃から法律の改正の情報などにもアンテナを張っておく必要があるんです。

 

これから益々、外国人労働者の受け入れが拡大されることで、異文化間の摩擦が生じる可能性も考えられます。社会福祉士はこれらの問題を解決するためにも、コミュニケーション能力や文化的な理解を深めるなどの支援を行うことも重要なんです!「生活」を支援するということは、本当に多岐にわたった支援が必要になるんですね。

社会福祉士の活躍するフィールドは「高齢」や「障害」をイメージする方も多いですが、人々の生活を支援するための専門家である社会福祉士は在留外国人の方の支援現場でも多く活躍しています。

 

活躍のフィールドは無限大!

埼玉福祉保育医療製菓調理専門学校の社会福祉士養成科では、毎日個別相談を実施中ですので、興味がある方はお越しくださいね(Zoomでも受付中)。

この記事を書いた先生

  • 社会福祉士養成科

神田 歩先生

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