こんにちは!
このブログにたどり着いた方々はきっと、子どもが大好きで、子どもに関われる仕事に興味がある人ですよね。
特に、0歳から小学校に入る前までの小さな子どもたちを支える「先生」になりたいと考えている人は多いと思います。
そんな先生が活躍する場所として、「保育園」や「幼稚園」、最近では「認定こども園」を思い浮かべると思います。
「子どもを預かる」という意味では同じですが、実はそれぞれに少しずつ違いがあることをご存じでしょうか?
今回は「保育園」、「幼稚園」、「認定こども園」の違いについて説明していきます。
【保育園】
■どんな施設?
保育園は、0歳から小学校に入る前までの子どもを対象にしています。
保護者からの委託を受けて、保育を必要とする子どもの保育を行う「児童福祉施設」に該当します。
子どもを預かる時間は、朝から夕方まで。
そこで働く先生は、遊びを通して、子どもの学びや成長を支えます。また、食事やお昼寝など、家庭と同様に安心して過ごせるように保育を行います。
1人で担当する子どもの数は、法律によって配置基準が決められています。
保育士1人に対して、
0歳児の場合は3人、
1歳児・2歳児の場合は6人、
3歳児は20人、4歳児・5歳児は30人と、
年齢によって異なっています。
生まれたばかりの乳児にも関わりたい!
一人ひとりとじっくり向き合いたい!
子どもたちと長い時間、一緒に過ごしたい!
という人に向いている職場です。
■先生になるには?
保育園の先生になるには、「保育士資格」という国家資格が必要です。
「保育士資格」を取得する方法は、2つあります。
1つ目は、国家試験である保育士試験を受験するという方法です。
その場合、児童福祉施設での実務経験を2年以上積む必要があります。
高校を卒業しただけでは、受験することができないのです。
2つ目は、埼玉福祉のような専門学校をはじめとする「指定保育士養成施設」で専門的な知識や技術を身につける方法です。授業や実習をしっかり受ければ、卒業と同時に「保育士資格」を取得できます。この場合は保育士試験を受験する必要はありません。
資格を取得したうえで就職活動を行い、採用されれば「先生(保育士)」として活躍できます。
【幼稚園】
■どんな施設?
幼稚園は、「教育施設」です。
保育園が「保育」を行う施設であるのに対し、幼稚園は子どもたちに遊びを通して学びを身につけてもらうことを目的とした学校です。
対象とする子どもは、満3歳から小学校入学前まで。
預かる時間は、9時~14時頃が一般的です。
教育の内容は園によってさまざま。体操やお絵描き、数や言葉の遊び、音楽のほか、パソコンなどを使った「ICT教育」を実施するところもあります。
幼稚園では、クラス単位で子どもたちを指導します。
国の設置基準では、先生1人につき、子ども35人以下と決められています。
たくさんの子どもたちと関わりたい!
大人数で何かに取り組むことが好き!
計画的に物事を進めるのが得意!
という人に向いている職場と言えるでしょう。
■先生になるには?
幼稚園の先生になるには、「幼稚園教諭免許」が必要です。
この免許は、「幼稚園教諭養成課程」のある大学や短期大学、専門学校でしっかり学ぶことで、卒業と同時に取得することができます。
幼稚園には国立、公立、私立などさまざまな園があります。
それぞれで実施している採用試験に合格すれば、いよいよ先生デビューです!
【認定こども園】
■どんな施設?
近年、ニーズが高まっているのが認定こども園です。
この施設では、保育園の「保育」と、幼稚園の「教育」の両方を行います。
認定こども園には「幼保連携型」「幼稚園型」「保育所型」「地方裁量型」という4つのタイプがあるうえ、都道府県により条例が定められている場合もあるため、教育の内容、預かり時間などはさまざま。
対象とする子どもの年齢は、0歳から小学校入学前となります。
■先生になるには?
幅広い年齢の子どもたちの「保育」と「教育」の両方を行うため、基本的には「保育士資格」と「幼稚園教諭免許」の両方を取得している保育教諭が望ましいとされています。
【おわりに】
いかがでしたでしょうか。
ざっくりですが、それぞれの違いを把握していただけたかと思います。
「それぞれが、どんな施設なのかもっと知りたい!」
「自分にあっているのがどれなのか分からない…」
という方には、ぜひ埼玉福祉のオープンキャンパスに参加していただきたいです。
埼玉福祉なら、保育士資格の取得はもちろん、幼稚園教諭免許の取得も目指せます。
「エンゼルキッズ」や「すくすくカフェ」など、他にはない学びもたくさんあります。
先生や先輩方になんでも聞いてみて、
将来の夢を明確にしてみてください!