進路変更して介護福祉士の道へ ~20代の介護福祉士~

進路変更をして福祉の道を選んだ介護福祉士歴3年目の20代男女2名に「進路変更をした時のこと」や「この道を選んだキッカケ」「専門学生時代のこと」「仕事のやりがいや魅力」についてお話を聞かせて頂きました。

特別養護老人ホーム マッシーテラス
A.Kさん(左) K.Nさん(右) 2020年3月卒業生

■■■INDEX■■■
[1]進路変更と介護福祉士へ進むことに決めたキッカケ
[2]今に繋がっている埼玉福祉の学び
[3]学生時代印象に残っていること
[4]介護福祉士の仕事のやりがいや魅力
[5]悔いのない進路変更

[1]進路変更と介護福祉士へ進むことに決めたキッカケ

K.Nさん

高校1年生の時に祖母が体調を崩し寝たきりになってしまったことで家での介護が必要になりました。自分自身も寝返りの手伝いなどをしており、祖母に「ありがとう」と感謝されたことがとても嬉しく、心に残っていました。
高校卒業後に一度は理系の大学へ進学しましたが、勉強面など合わないことから途中で大学を辞め、「本当はなにをしたいのか」と考えたときに祖母に「ありがとう」と言われたことを思い出し「介護をやってみよう」と進路を決めました。
進路を考えていた時は求人誌やパソコンでいろいろな仕事を調べたりしましたが、特に他と迷うことなく介護の道に決めました。その時の介護の仕事のイメージは「大変そう」「ざっくりとお手伝いをする仕事」というものでした。2年間働いていく中で、大変だけど一人ひとり入居者の方は違う状況の中で支援の仕方のやり方も学校で習ったことだけでなく異なるからこそ正解がなく、介護の仕事はとても深くて面白いと感じています

A.Kさん

ずっとサッカーをしていて高校3年生のサッカー部引退の時に前十字靭帯を切ってしまいました。それまではサッカーを続けるために3年制の短大に進学しようと思っていましたが、1年間をリハビリで終わらせてしまうのはもったいないと考えたときにここが切り替え時なのかなと考えました。
中学の時職場体験で老人ホームに行った事や母が介護士だったこともあり身近な仕事であった介護の仕事に興味を持ちました。
スポーツをしてきた経験が今の介護の仕事にも活かされています。体力やコミュニケーションなど、身体でどんどん覚えていく仕事なので自分に合っているなと思います

[2]今に繋がっている埼玉福祉の学び

A.Kさん

高校3年生の12月に進路変更をしました。大宮からも近く通いやすいことから埼玉福祉のオープンキャンパスに参加しました。「お勉強!」があまり好きではなかったので、授業でグループワークが多いというところに惹かれました。授業もとても自分に合っていて楽しく授業を受けることができました。実技の授業ではピリッと緊張感があり、オンオフの切り替えをしっかりしているのも埼玉福祉の良いポイントだと思います。実技の授業内の学習日誌が実際の現場で役立っていると思います。学生時代は大変でしたが、目標だけではなく根拠を常に考える癖がついたので記録を書くことに対しての抵抗がなくなりました

K.Nさん

職場で看護師さんに相談することや栄養士さん・ケアマネージャーさんなどと食事やレクリエーションについて会議をする機会があり、他職種と関わることが多く、連携することの大切さを感じています。学生時代に学科を超えて社会福祉士科と介護福祉士科の生徒でグループワークを行ったこともあり、その授業内容が実際の現場に近いと思いました。

A.Kさん

利用者さんの食事の介助で歯の状態や、飲み込みレベルの状況を介護福祉士が一番近くで見ているので栄養士と情報共有しています。

[3]学生時代印象に残っていること

A.Kさん

授業毎の小テストです。授業での大事なポイントを覚えられたことと、国家試験対策になりました。また、氷川神社へ車いすで遠足したことや国際福祉機器展なども印象に残っていますが、日々の学生生活がとにかく楽しかったです。今でも埼玉福祉時代の友達と連絡を取ったり遊んだりしています。

[4]介護福祉士の仕事のやりがい、魅力

K.Nさん

入居者の方に笑顔になってもらえることです。入居者の方もコロナで外出が減り、ご家族ともなかなか会えなくなってしまっていました。そのような状況の中でもイベントやレクリエーションを企画し、春は公園までお花見をしたり、夏は花火をしたり、お好みやきを作ったり季節を感じて楽しんでもらえることがとてもうれしいです!楽しそうな入居者さんのお顔を見るとやりがいをさらに感じます。

A.Kさん

「ありがとう」がやっぱりうれしいです。日常の中でご飯を提供したり、些細なことでも目の前で感謝を伝えてもらえるお仕事です。最初全然しゃべらなかった方や、暗い表情をされていた方がだんだんと表情や反応が変わっていく姿を見るだけでとてもうれしくなります。
もちろん現場では緊張感もあります。最初の頃はビクビクしてしまい周りに助けを求めることも多かったです。看護師さんなどにもわからないことをどんどん質問していました。

K.Nさん

急変時の対応などで焦ってしまうこともありましたが、勉強会で学んだことで心臓マッサージ、AEDなどを冷静に実施することができました。経験を積むことで冷静に対応できる事が増えていくのかなと思っています。

[5]悔いのない進路変更

A.Kさん

大学ではなく専門学校で進路を決め、職種を早めに決定することは良いことだったなと思いました。さらに介護福祉士国家資格はこれから需要も高くなる資格なので取ってよかったです。学生時代に履歴書に何も書くことがなかったのですが、合格したときに「国家資格」と記入できるようになりとても嬉しかったです。資格は強みだと改めて思いました。産休などの、ライフスタイルに変化があった時でも資格があることで道を決めやすいなと感じています。介護はみんなが通る道なので、介護福祉士の職に就かなくても活きる資格だと思います。

K.Nさん

以前は介護について詳しくない周りの友人から、マイナスイメージを言われることもありました。実際に学校での勉強や現場での仕事を通してやりがいやプラスな面をたくさん知ることができました。医療、看護、福祉など進路選択で悩んでいる方は自分が何したいかが重要だと思います。「人のお世話がしたい」という思いだけではなく、「生活を支えたい」「人が好き、関わりたい」と思う気持ちがある人には介護職は向いていると思います。

 

 

この記事を書いた先生

  • 介護福祉士科

奥畑 幸一郎先生

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