初めて保育の現場に出るとわからない事、困った事、悩む事などたくさんの壁にぶつかります。
目の前の子どもと、周りの先輩と、保護者と・・・それまでかかわったことのない人々との日々に不安と戸惑いを抱えながら奮闘しています。そんな新米保育士である卒業生から、実際にあった質問を本校で授業を教えているベテランの保育士の先生がわかりやすく答えている質問集を紹介したいと思います。
新米保育士の質問
質問①
Q 1歳児クラスにお手伝いで入ったのですが、給食のときにちゃんと座らずに食べたり、いすに立ったりしてしまいます。担任の先生が注意すると座って食べるんです。どうしたら良いでしょうか。
A 知らない人だから落ち着かないのかもしれないですね。信頼関係がないと注意しても聞き入れてもらえません。担任のい保育士が注意して座ったときに「上手に座れてすごいね。かっこいい!」ってほめましたか?いいことをしたときこそほめる!「だめ!」と叱られるより、「上手だね」とほめられる方が子どもにとって大切な経験です。
質問②
Q 0歳児室に人見知りが強い子がいて、同期の保育士が同じ部屋にいると泣く子がいますが、私は泣かれません。(笑)なぜでしょう。
A 赤ちゃんも人間だから、「合う」「合わない」があります。何が原因なのかはわからないけれど、あなたがその子にとって「合う大人」だったのでしょうね。同期の保育士さんが思いつめないよう伝えてね。
質問③
Q 2歳児のクラスの男の子3人が「だめ」って言ってもお部屋を走り回ります。怒られても笑って、追いかけられると逃げ回って喜ぶし・・・。なぜでしょう?怒っても聞いてもらえないのは私が新人だからでしょうか?
A 「だめ」で全てが上手くいけば保育士は要りません。つまらなければ2歳は走ります。追いかけられたらうれしくなります。走り回る時間は何をしている時ですか?自由遊びといいながら、いつもと同じブロックを出して、見守るだけの保育になっていませんか?同じおもちゃでも保育士が遊び方を工夫すれば、違うおもちゃになるのです。
例えば、バンダナを人数分出しておくだけでブロック遊びも変わります。バンダナの端を結んでバックのようにして子どもに持ってもらい、「おとうさん!トマトを買ってきてください。」とお買い物ごっこにしてみましょう。「トマトは何色か知っていますか?おとうさん?」と言うと、色の名前を覚えるチャンスにもなります。
2歳はごっこ遊びが大好きです。「だめ!」と行動を禁止するのではなく、面白い遊びを展開するのです。「おとうさん!気をつけてお買い物行って下さいよ。走ると車にひかれます。ゆっくり歩いてくださいね。」とお願いしましょう。
今後様々な新米保育士の質問・回答を紹介して行きます!
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