保育者の絵本の選び方について

はじめに

勤務先の保育園でそのときの場面に合わせて読み聞かせをする機会が多くあり、行事や季節ごとの絵本は選びやすいが、異年齢保育や毎日の読み聞かせになると絵本の選び方に迷うときがある。そこで、保育園において保育に用いるために絵本をどのように選んでいるのか、どのようなポイントを踏まえて選ぶべきなのかについて、本テーマを研究することにした。

現状把握

現在、家庭では母親が本屋で見て選ぶ、親が子どもの頃に読んでいた絵本を選ぶ、家族・知人・幼稚園の先生の勧めで選ぶことなどが近年で大きく減少している。その原因として、スマートフォンやタブレットの普及により本を買って読むことより漫画やゲーム、アニメなど映像を子どもに見せている場面が多く見られ、絵本離れや読書離れにつながっていることが挙げられる。
また図書館で読み、気に入った絵本を購入すること、年長になるにしたがって子どもが欲しがる絵本を選ぶという傾向が強くなっている。以前はストーリーや絵、色使いを重視する傾向が強かったが、現在は価格を重視する割合が最も多い。
一方保育園では、一日8時間の保育時間を原則とする保育の流れの中で、おやつ前・昼食前・帰りの会というような過ごし方を変える際に用いている。絵本を物語として読むだけでなく、日々の保育の導入・年間の行事に従って、保育を展開するために使用されることが最も多い。保育者のねらいを子どもたちが楽しいと感じながら達成できるように保育園では選び、使われるなど目的に合わせて選ばれている。

仮説

今日の現状では、保育者は日々の活動や保育の導入、年間の行事、季節などのねらいに応じた絵本選びをしているのではないかと考えられているが、勤務先や実習園では、子ども自身が選んだ絵本を読む保育者が多く見られた。そこで、我々はねらいに応じた絵本選びをしている保育者は少ないのではないかと考えた。

研究方法

Ⅰ)研究対象
保育園で働く保育士を対象とする。
Ⅱ)研究方法
保育園へのアンケート実施

研究結果

考察

アンケートの結果、保育のねらいに応じた絵本選びをすることが多いクラスは、活動前や午睡前などのねらいを定めた絵本の選び方をしている。一方、子ども自身が選んだ絵本を読み聞かせするクラスは読む時間も様々で子どもが好きな絵本を選んでいる。そのときの用途に合わせた絵本選びをしている保育士が多い。また、絵本コーナーの入れ替えをしているクラスは少なく、個人的に絵本を買うという結果に至っている。
絵本の読み聞かせは1日に2~3冊読んでいるクラスが多く、歳児によっての読み聞かせの数に片寄りがなかった。よって我々は、どのような時間に行うかについては、活動前という意見が多く、集中してほしい際に読み聞かせしていると考えた。

 まとめ

当初、絵本選びに迷うことが多くこの研究を始め、仮説ではねらいに応じた絵本選びをしている保育者は少ないのではないかと考えた。しかし、実際にアンケートを行ってみると、その時の用途に合わせ絵本選びをしていることがわかった。そこで我々は現場での導入など絵本を用いる際には、ねらいに応じた絵本選び、その他の時間は子ども自身が選び楽しめるような絵本選びをしていきたい。

<引用文献・参考文献>

絵本の読み聞かせと学力との関係/幼児教育・幼児教材の「まいとプロジェクト」
http://www.might-project.com/child-care/book-select/002/index.html
「絵本」の選び方について
https://ci.nii.ac.jp/naid/110006992764

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