その裏にある想いとは

社会福祉士科3年生は卒業まで半年というこの時期に

 

ソーシャルワーカーとしての視点、を今一度掘り下げようと、相談援助演習の授業の中で実習での体験を振り返りました。

 

ご利用者の言動のみを表現し、そのときの状況はワークシートに書きません。

書き終えたらクラスメイト10名にその言動についてどのような印象を持つか聞いて回ります。

 

 

言葉をあまり発せない方が机をガタガタする。

 

この様子を記述した学生は、実習中に「利用者さんに何か不安があったり、怒ったりしているのかも」と考えました。

 

しかしクラスメイト10名にその印象を聞いて回ったところ

そこには「何か喜びを表現したいのかも」という意見。

 

なるほど!そのような可能性を自分は思いつかなかった!

 

私たちソーシャルワーカーが関わる「人」は障害の有無や年齢、性別、国籍にかかわらず、本音を必ずしも言葉で表現する・できる・してくれるとは限りません。

 

相談援助のプロと言えども、全ての人の気持ちが手に取るようにわかるわけではありません。

だからこそ、その場面のご利用者の言動のみを切り抜くのではなく、その前後の出来事や、その方の生い立ちや生活を含め、他の職種の意見も取り入れながら状況判断しているわけです。

 

 

「家に帰りたい」=「自宅に帰りたい」とは限らない。

家ではなく施設の居室やベッドに戻りたいと言う訴えの場合もある。

自宅に帰りたいのは間違いないが、最大の目的は自宅に帰ることではなく、ペットに会うことや仏壇に手を合わせることの場合もある。

 

 

「その裏にある想いとは」

 

ソーシャルワーカーは毎日ここに真摯に向き合うのです。

 

 

 

 

 

 

この記事を書いた先生

  • 社会福祉士科
  • 社会福祉士養成科

山﨑 奈穂先生

人の人生に対し責任を伴う社会福祉士。一生勉強できます。