11月27日(月)、社会福祉士科と同時間でしたが、こども福祉科Ⅰ部も同様に5班による卒業成果の発表を行いました。
発表テーマ(赤字が校内発表会に進出)は、
「発達障がいのある子ども達が社会性をより身に付けるためには」
「子どもが自発的に行動できるようになるためには」
「児童養護施設で暮らす子ども達の学習に対する集中力を高めるためには~五感を刺激する“ながら学習”を通して~」
「手軽に音楽を取り入れる環境をつくるには~親子間や保育者との信頼関係を築くきっかけ~」
「健聴児がろう児と共存関係を築くためには」でした。
社会福祉士科と同様にA4サイズ4ページの報告書とパワー・ポイントを利用したスライドで概要をまとめ、わかりやすく説明しておりました。
特に、「児童福祉ゼミ」「幼保ゼミ」をもとにした発表でした。中には、先行研究をもとにその実践を行うなど、学際的な内容もありました。また、「健聴児がろう児と共存関係を築くためには」については、11月3日(金)に、NHK Eテレの「EXダンスアカデミー」で、その様子が放映されました。
こども福祉士科は、保育士の資格を取得して卒業します。しかし、卒業後は保育園等のみならず、児童養護施設などの福祉施設にも数多く就職しております。そのため、今回の発表テーマもより広いテーマが取り扱われました。
「研究」と名がつくと、どうしても研究機関や学校で行うものとのイメージがあります。しかし保育士も、実際に日々変化する子ども達に対応する中で、様々な課題への対応や支援・指導法の工夫が求められます。実は、これらはまさに「研究」に値することです。
今回の卒業研究を経験した学生たちは、卒業後のそれぞれの場でその経験を生かし、さらに「研究」に取り組むことで子ども達を最大限に生かす保育士となることが大いに期待できる時間でした。