「RUN伴」というイベントを知っていますか?「RUN伴」は、認知症の人や家族、支援者、一般の人が揃いのオレンジ色のTシャツを着て、一つのタスキをつなぎゴールを目指すイベントです。今年は7月に北海道から始まり、11月の沖縄まで全国で開催されています。
埼玉県では、9月24日(日)認知症当事者の方を含む350名以上が参加して開催されました!
「認知症になること」は、自身にも家族にとってもできれば避けたいこととらえがちです。また、「認知症の人」に出会う機会がないと、認知症の人に対して「大変な人」「困った人」というようなマイナスイメージを持ってしまうかもしれません。
でも、高齢化がさらに進む日本において、認知症の人は「特別な人」ではありません。つまり、認知症の人が、地域の一員としていままで通り暮らしていることが「当たり前」として受け入れていける地域社会を創っていくことが必要です。
そのために大切なことは、社会の「認知症に対する意識を変えること」です。
「RUN伴」は認知症の人もそうでない人も、一緒に走ってタスキをつなぐという経験を共有するなかで、一緒に喜びや達成感を体感し、その結果、認知症の人も地域で伴に当たり前に暮らす「隣人」であることに気づくきっかけにしていくことを目指しています。
さて、今回のRUN伴には、埼玉福祉・保育専門学校の卒業生、教職員、在校生が運営やランナーとして多数参加しました!
介護福祉士や社会福祉士などの福祉専門職の仕事は、福祉サービスのニーズがある人(利用者)を支援することだけではありません。だれもが暮らしやすい社会の実現を目指して住民の方に働きかけていくことも、福祉専門職が担うの大事な役割です。
埼玉福祉・保育専門学校は、これからも卒業生たちと協力して、これからも埼玉の地域福祉に貢献する取り組みを行っていきます!!