表現手段は、言葉や身振りはもちろん、絵や歌でもできるものです。まして、幼児期のお子さんに対する表現は、様々なことが考えられます。
10月2日(月)の保育士科1年生の「図工」の授業では、子どもたちとの「絵による表現のなぞなぞ遊び」に取り組んでおりました。
学生たちは、画用紙に下書きをして、次に絵の具で色付けを行い、自分の考えたなぞなぞを絵で表現しました。
「この時期のおいしい食べもには何でしょう?」
「ウ~ウ~と、サイレンを鳴らして走る車は何でしょう?」
「お友だちの大好きな食べ物です。これは何でしょう?」
など、きれいに色塗りをした絵をもって、学生同士でも取り組んでおりました。
この取り組みは、2年生の実習に向けて、実践的な様々な方法を経験する学習として行っております。
学生自身が思い思いに描いた絵。そこに込められた意図が、子どもたちにもしっかり伝わっているでしょうか。
絵を描くことは、子どもたちがもっとも早く認識できるコミュニケーション手段です。同時に、そこで使用されている色も、認識のための大きな役割を持ちます。
今回の授業を受けて、学生たちも自分の子どもの頃を思い出しながら、いろいろと試行錯誤を繰り返して、子どもたちが一目でわかる絵を描けるよう、これからも取り組んでまいります。
子どもたちは、未来の世界を担う人材育成です。保育士科の学生たちは、もっとも大切な幼児期の子どもたちのため、何が必要で何ができるか、毎日様々に学んでおります。
このような学生たちに保育された子どもたちが、将来大人になって活躍する姿を楽しみにしております。
なお、図工室には学生が製作した様々な絵や造形物が展示されており、一歩足を踏みこんだら、楽しく夢があふれる空間となっております。