保育士がやりがいを実感できる瞬間とは?魅力や楽しさを紹介!

保育士になることに憧れているものの、本当にやりがいがある仕事なのか、大変なことはあるのか、気になっているという方も多いのではないでしょうか。実際のところ、たしかに大変なことも存在しますが、魅力や楽しさのほうが上回る非常にやりがいのある仕事です。
この記事では、保育士になろうと考えている方のために、やりがいを実感できる瞬間について紹介します。大変なことや、大変だと感じた場合の対処法も包み隠さず紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

子どもとの関わりで「やりがい」を感じる瞬間

子どもとの関わりの中で「やりがい」を感じる瞬間としては、次のようなシーンが挙げられます。

  • 子どもの成長を感じたとき
  • 子どもとの関係性が深まったとき
  • 卒園後に会いに来てくれたとき

それぞれ詳しく見ていきましょう。

子どもの成長を感じたとき

保育士の仕事でもっとも感動的なのは、やはり子どもの成長を間近で見られることでしょう。たとえば、入園直後は泣いてばかりだった子が段々と友だちができ、笑顔で登園してくるようになったときは非常にやりがいを感じます。また、トイレが一人でできない、箸が上手に持てないといった状態で入園してくる子も珍しくはありませんが、そのような子が自立していく姿にもやりがいを感じるでしょう。
そして、一人で何もできなかった子たちが年長になる頃には、年下の子たちの面倒を見るようにもなります。このような子どもの成長を間近で感じられるのは、保育士ならではの魅力です。

子どもとの関係性が深まったとき

子どもとの関係性が深まったと感じるときも、保育士としてのやりがいを感じるでしょう。最初は保育園を警戒する子もいますが、毎日接する中で少しずつ信頼関係が築かれていき、最終的には自分から手をつないでくれるようになったり、絵やお花などのプレゼントを持ってきたりするようになります。

卒園後に会いに来てくれたとき

たとえ卒園したとしても兄弟姉妹が保育園に通っている場合、一緒にお迎えに来ることもあります。小学生になり心身ともに成長した姿を見るのも、保育士としてやりがいを感じる瞬間の一つです。
また、卒園した子から保育園時代の思い出話を聞くこともあるでしょう。「あのとき先生に教えてもらったことは覚えているよ」などと伝えられると、自分がだれかの人生に影響を与えられたと感じ、保育士としての原動力につながるかもしれません。

保護者との関わりで「やりがい」を感じる瞬間

子どもたちとの関わりだけではなく、保護者との関わりでやりがいを感じる瞬間もあります。たとえば、次のようなシーンではとくにやりがいを感じるでしょう。

  • 感謝を伝えられたとき
  • 子育ての相談、サポートができたとき

それぞれどのような場面なのか紹介します。

感謝を伝えられたとき

保育士は子どもたちにとっても大切な存在ですが、保護者にとっても日々の育児を支えてくれる大切な存在です。そのため、送り迎えや面談のタイミングで保護者から感謝を伝えられるケースも多く、これがやりがいにつながります。

子育ての相談、サポートができたとき

保育士は、保護者にとって貴重な相談相手でもあります。たとえば、次のような悩みを相談されることも多いでしょう。

  • 家庭でイヤイヤ期が続いている
  • なかなかオムツを卒業できない
  • 他の子と比べて発語が遅れている気がする
  • 友だちとうまく接しているか不安

このような悩みを抱えている保護者に対し保育のプロとしてアドバイスすることで、保護者の不安を解消できるのも保育士ならではのやりがいといえるでしょう。自分の知識や経験が誰かの役に立っていると感じると、さらにスキルアップしようとやる気が湧いてくるかもしれません。

行事やその他の業務で「やりがい」を感じる瞬間

日々の行事やその他の業務で、「やりがい」を感じることも多いです。たとえば、次のようなタイミングはやりがいを感じやすいでしょう。

  • 行事イベントを成功させたとき
  • 周りの保育士や園長から頼られたとき
  • 社会へ貢献できたと感じたとき

それぞれ詳しく紹介します。

行事イベントを成功させたとき

保育園では、年間を通して運動会・保護者参観での発表会・季節ごとの行事など、さまざまなイベントがあります。そして、これらの企画・準備も保育士の仕事の一つです。子どもたちとの練習はもちろん、小道具の準備など、大変さを感じる場面も多いかもしれません。
しかし、やはり本番で子どもたちが活躍している姿、楽しそうに遊んでいる姿を見ると、苦労が一気に報われやりがいを感じるでしょう。保護者から感動の言葉を伝えられるのも、やりがいを感じる瞬間の一つです。

周りの保育士や園長から頼られたとき

保育士は一人で子どもたちと接するわけではなく、チームで働くことが特徴です。そのため、他の職員との連携が欠かせず、状況に応じてリーダーを任されることもあります。複数人をまとめるとなると、プレッシャーを感じる方もいるかもしれません。

しかし、リーダーを任されるということは周りの保育士や園長から頼られている証拠でもあります。このような場面も、やりがいを感じる例の一つです。

社会へ貢献できたと感じたとき

多くの保育施設は働く保護者を支えており、これは社会にとって重要な役割だといえるでしょう。子どもを安心して預けられる環境を整えることは、社会的な観点から非常に有意義なものです。このような保育施設ならではの役割を知れば、「だれかの生活を支えている」と実感でき、やりがいを感じるのではないでしょうか。
また、最近は地域社会とのつながりを重視する保育園も増えています。たとえば、地域の祭りに園児とともに参加すれば、子どもの成長に有意義であるだけでなく、地域の文化を後世に残すことにもつながるでしょう。このような活動を通じ「社会へ貢献できた」と感じるときも、やりがいを感じられる瞬間です。

保育士の役職別のやりがい

さて、一口に保育士といっても、クラス担任として子どもたちと関わることもあれば、主任保育士や園長として管理業務に携わることもあります。子どもたちの成長がやりがいにつながることは共通していますが、役職ならではの魅力もあるため、それぞれ具体例を見ていきましょう。

クラス担任の場合

クラス担任の保育士は、子どもたちともっとも近い距離で関わるポジションです。そのため、日々の生活の中で子どもたちの成長を見守れます。「昨日できなかったことが今日はできるようになった」など、小さな変化を毎日感じられることはクラス担任ならではのやりがいだといえるでしょう。
また、園児一人ひとりに寄り添った関係を築けることも、クラス担任ならではのやりがいです。とくに保育園では、「4月生まれの子」と「早生まれの子」とで成長の差が大きいこともあり、それぞれの子の成長スピードにあった対応が求められます。そのような状況で園児の能力を見極め、それぞれの子が自信をもって成長できるようサポートできることも保育士ならではの魅力です。

主任保育士の場合

主任保育士は管理職として、クラス担任たちをまとめるリーダー的な存在です。保育の質を園全体として向上させたり、後輩の育成に関わったり、影響力が大きな立場ともいえます。プレッシャーに感じる場面もあるかもしれませんが、チームとしてうまく園を動かせたときには大きな達成感を得られるでしょう。
また、主任保育士は未満児クラスから3歳以上児クラスまで、その時々の状況に応じてサポートに入ります。そのため、クラス担任よりも多岐にわたる子どもたちと接することが特徴です。色々なクラスの子どもたちから声をかけてもらえることも、主任保育士ならではの魅力といえるでしょう。

園長の場合

園長は保育園の責任者として、職員のマネジメントはもちろん、保護者対応や行政とのやり取りなどを担います。責任は大きいですが、そのぶん保育園全体をまとめていると実感できることが魅力でしょう。自分の保育方針が現場に反映され、結果として子どもたちの笑顔や成長につながったとしたら、大きなやりがいを感じるのではないでしょうか。
また、園長は保護者からシビアな相談を受けることもあります。たとえば、発達の遅れを心配する保護者から、小学校入学に向けた就学支援などについて相談されるケースも珍しくはありません。このような場面で自身の保育経験を活かした適切なアドバイスができることも、責任のある園長だからこそ担える役割だといえます。

保育士の魅力とは?

さまざまな場面でやりがいを感じられる保育士ですが、それ以外の魅力としては、次の3点が挙げられます。

  • 国家資格であり安定した需要がある
  • 職場の選択肢が幅広い
  • 自身の子育てにも役立つ

それぞれの魅力について、詳しく解説します。

国家資格であり安定した需要がある

「保育士資格」は国家資格であり、安定した需要があるため、結婚や子育てを機に退職したとしても再び働きやすいことが特徴です。また、定年退職後に地域の保育園・認定こども園で、時間外保育のサポーターとして働くこともできます。常に需要がある資格であるため、長期にわたって働けるのも保育士ならではの魅力といえるでしょう。なお、保育士資格を取得する方法には次の2通りが存在します。

  • 厚生労働大臣が指定する指定保育士養成施設(大学・短大・専門学校など)で学んで卒業する
  • 保育士試験に合格する(短期大学卒業程度が受験資格で、指定保育士養成施設以外の学校へ進学した方向けの措置)

指定保育士養成施設を卒業すれば、無試験で保育士資格を取得できることは大きなメリットといえるでしょう。高校卒業後の進路として保育士資格の取得を考えている方は、ぜひ指定保育士養成施設への進学を検討してみてください。

職場の選択肢が幅広い

保育士の勤務先として、保育園や認定こども園を思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし、実は保育士は職場の選択肢が非常に幅広いことが特徴です。代表的な選択肢だけでも、次のようにさまざまな例があります。

  • 保育園・認定こども園(幼保連携型以外)
  • 児童養護施設
  • 福祉/医療型障害児入所施設
  • 福祉/医療型児童発達支援センター
  • 児童心理治療施設
  • 乳児院
  • 母子生活支援施設
  • 児童厚生施設
  • 児童自立支援施設

いずれも勤務先に就職したとしても、子どもたちの成長をサポートする役割を担うことに変わりはありません。しかし、接する子ども・保護者の特性や求められる保育技術は異なるため、自分の適性にあった施設を選ぶといいでしょう。

自身の子育てにも役立つ

保育士としての経験は、自身の子育てにも役立ちます。とくに、”発達”や “指導”に関する専門知識を持つことで、育児への不安を減らせることは大きなメリットといえるでしょう。

保育士の大変なことは?

さて、ここまで紹介したとおり、保育士にはさまざまなやりがいがあります。しかし、業務の特性上、大変さを感じる瞬間があることも事実です。とくに、次のようなケースがあることはあらかじめ知っておいたほうがよいでしょう。

  • 業務の幅が広く体力仕事である
  • 子どもの命を預かる責任の重さがある
  • 保護者対応に悩む場合もある
  • 職場の人間関係のトラブルがあるケースも

それぞれ詳しく解説します。

業務の幅が広く体力仕事である

保育士は子どもと遊んだり抱っこしたりするため、体力仕事の一面もあります。とくに乳児クラスや未満児クラスでは、朝から夕方まで子どもたちの対応に追われることがあるかもしれません。
また、子どもたちと直接接する仕事だけではなく、事務作業・行事準備・清掃などさまざまな業務をこなす必要もあります。ただし、純粋な肉体労働であるわけではないため、スポーツ経験などがないとしても十分に対応可能です。

子どもの命を預かる責任の重さがある

保育士として働く以上、子どもの命を預かる責任の重さがあることも事実です。自身の不注意で子どもたちを危険な目に合わせないよう注意することは、精神的な負担になるかもしれません。
しかし、子どもの命を預かる立場になるからこそ、専門学校で基礎や事例を学ぶことが重要なのです。責任の重さは、保育のプロとしてのやりがいにもつながるでしょう。

保護者対応に悩む場合もある

子どもと良好な関係を築けたとしても、保護者対応に悩む場合もあるでしょう。保護者から感情をぶつけられたとしても、丁寧に向き合うコミュニケーション能力が求められることも事実です。ただし、クラス担任で対応できない場合は、経験豊富な主任保育士や園長が対応してくれます。

職場の人間関係のトラブルがあるケースも

保育士はチームで動く仕事であるため、どうしても職場内の人間関係で悩むことがあるかもしれません。とくに新人保育士の間は気を遣う場面があるかもしれませんが、経験を積めば良好な関係を築けるようになるでしょう。

保育士の仕事が大変な場合の対処法

魅力的なやりがいが多いものの、大変なことも少なからずあるため、保育士としてやっていけるか不安だと思う方もいるかもしれません。そのような不安を解消するために、保育士になってから仕事を大変だと感じた場合の対処法を知っておきましょう。
まずは、目の前の小さな成長に目を向けることが大切です。子どもたちの成長はもちろん、自分の成長にも目を向ければ、大変だと感じたことも前向きに乗り越えられるかもしれません。保育士はチームで動いているため、信頼できる先輩・同期に相談してみてもよいでしょう。
また、すでに紹介したとおり、保育士資格はさまざまな場所で求められています。そのため、たとえば保育園での仕事が大変だと感じたとしても、児童養護施設や母子生活支援施設など他の施設で活躍するキャリアも選択できるのです。将来の選択肢を増やすためにも、さまざまな施設で実地学習できる専門学校に進学してみるとよいでしょう。

まとめ | 保育士は魅力のある仕事!

保育士は子どもの成長をサポートすることはもちろん、保護者や地域社会からも頼られる非常にやりがいのある仕事です。子どもが好きという方はもちろん、だれかの成長を見守りたい、だれかに頼りにされたいという方も、保育士に向いているといえるでしょう。
体力仕事の一面があることや責任が重いことなど、大変だと感じる場面もあるかもしれません。しかし、保育士になった理由を思い出し、子どもたちや自分の小さな成長に目を向ければ、きっと乗り越えられるはずです。それでも保育士としてやっていけるか不安を感じるという場合は、専門学校などのオープンキャンパスに参加してみるとよいでしょう。
埼玉福祉保育医療製菓調理専門学校は先述した「指定保育士養成施設」であるため、卒業と同時に保育士資格を取得できます。次の2つのコースを設けているため、キャリアプランにあわせて柔軟に学べる点が特徴です。

昼間主コース 夜間主コース
卒業までの期間は2年間

授業は14:40に終了

週に1回は保育園での実践的な授業

色々な現場で学べるから就職先の選択肢が多い

卒業までの期間は2年間

授業は16:30〜21:30で週休3日

授業のある火〜金曜日だけ登校前に保育園でアルバイトすることも可能

自分で収入を得ながら保育士を目指せる

保育士になりたい方は、ぜひオープンキャンパスにお越しください。資料請求もお待ちしております。

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