2月2日(月)介護福祉士科2年生の特別授業が行われました。
今回は、インドネシアから日本に来日し、介護福祉士を目指して春日部市の特別養護老人ホームで働いているお二人を講師に迎えました。
学生は、事前にインドネシアという国に関することや社会の状況などを調べ、講義を受けました。
さらに、インドネシアのパンフレットを借りて、イメージを膨らませました。
講義は、インドネシアと日本の習慣の違いや介護の状況などたくさんの発見や学びがありました。
食生活の違いやお祈りの習慣があることなどをはじめて知り、海外に目を向けるきっかけになりました。
「インドネシアでは、介護は家族が中心に行っていて、施設や介護サービスは少ない。さらに認知症についても知られていない状況がある。」
という介護の状況には、学生も「へぇ~」と驚いていました。
日本で介護の仕事を始める前、お二人はインドネシアで医療関係の仕事をしていたそうです。
日本で介護を学ぶことを決めてからは、言葉や日本について様々な研修を受けたそうです。
「日本の介護は、しっかりとした手順があって、ひとつひとつ丁寧に対応しているところが素晴らしい。
最初は言葉が通じなくて大変なこともあったけど、今はとても充実している。
将来は日本で身につけた介護をインドネシアに持ち帰って、介護が必要な人の力になりたい」と話してくださいました。
「5S」はインドネシアで大切にされている習慣だそうです。
「1、笑顔」「2、あいさつ」「3、声かけ」「4、丁寧」「5、マナー」という意味です。
私たちも大切にしたい言葉と姿勢ですね。
とても明るく前向きに介護に取り組み、将来はインドネシアで介護をしたいというお二人に学生は刺激を受け
「もっと海外に目を向けて、いろいろな国の人の介護ができるようになりたい」
「私たちも学校で学んだことを活かせるように頑張りたい」
という感想がありました。