調理師の仕事とは?


あなたは『調理師』にどんなイメージを持っていますか?
楽しそう!それともツラそう…
テレビやドラマで見るような、レストランやホテルでカッコよく調理をする姿でしょうか。こちらの記事では「食」にかかわる現場で、調理師はどんな仕事をしているのか、どんな役割があるのか紹介します。

【INDEX】
■調理師免許を取得後の就職先
■調理師に求められる役割
■調理師の仕事に向いている人とは

****************この記事を書いた人****************

加倉井 裕一
【経歴】
専門学校卒業後、カフェレストラン、居酒屋、移動販売を経てカフェを開業。その後本校にて実習授業を担当。
【資格】
調理師

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調理師免許を取得後の就職先

調理師の仕事はレストランやホテルだけでなく、埼玉福祉保育医療製菓調理専門学校の卒業生たちは、レストラン、ホテル、パティスリー、カフェ、ブーランジェリー、結婚式場、学校給食、病院、食品工場など就職先はたくさんあります。

中には卒業後に夢であったお店を開業、フリーでケータリングや料理教室で独立する、なんて道もあります。

調理師に求められる役割


調理師が現場で求められる役割について、公益社団法人全国調理師養成施設協会では次の点を挙げています。
バランスがとれた食事を提供することで、人々の健康を維持し増進する。
安全な食品を見極め、衛生的に調理することで、食の安全性を確保する。
伝統的調理技術や調理様式などを受け継ぎ、さらに新たな調理法を創造することで、食文化継承の役割を担う。
食をめぐる環境や食と健康の関係性への理解を深め、それらを人々に伝える"食育"を実践していく。
おいしい食事と空間を提供することで、喜びや心の豊かさを提供する。

情報引用元:公益社団法人全国調理師養成施設協会

求められる役割を果たすためには、実習授業で技術を学ぶことに加えて、食品衛生学、栄養学、調理理論などの知識もしっかり身につけなければなりません。

また、令和3年6月1日から、原則として、すべての食品等事業者の皆様にHACCPに沿った衛生管理に取り組むことが義務化されました。


HACCPとは、食品等事業者自らが食中毒菌汚染や異物混入等の危害要因(ハザード)を把握した上で、原材料の入荷から製品の出荷に至る全工程の中で、それらの危害要因を除去又は低減させるために特に重要な工程を管理し、製品の安全性を確保しようとする衛生管理の手法です。

情報引用元:厚生労働省

飲食店でHACCPが義務化されたということは、このHACCPの考え方に基づいた衛生管理を飲食店でも行うことが必要になったということです。

今後は消費者が飲食店に求める衛生基準もますます高くなるはずです。

食中毒の発生だけでなく、

「店内に虫がいた」
「テーブルが汚い」
「従業員に清潔感がない」
「汚い厨房が見える」
「外のごみ置き場でネズミを見た」
「義務だからやらなければならない」

という視点にとどまらず、衛生管理が店舗経営と密接につながっている】ということがわかります。

これから食の世界に飛び込もうとしている皆さん。また、既に身を置いている皆さんも意識すれば出来ることなので、義務ではなくそれが当たり前の世界にしていきましょう。

調理師の仕事に向いている人とは


「調理師」は暮らしに密着し食生活の充実や健康増進、豊かな食文化・伝統の継承など、目的意識や使命感をもった人にふさわしい仕事だといえます。

一人前の調理師になるまでには大変な面もあります。

その分、頑張れば頑張るほど技術が磨かれ、「一流」に近づけるのも事実。自分の努力次第で大勢の人に認められるところにも、やりがいを感じる人も多いでしょう。
作った料理や食品を食べた人たちが「おいしい」と思ってくれることが、どの職種の人にも共通する喜びや原動力です。

老若男女問わず、魅力的な料理やお菓子、ドリンクで、人々を笑顔にすることができるのは、「食」にかかわる人々の特権です。

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