こんにちは。埼玉福祉 保育士科の平井です。
先日は、各学科の1年生の「国際教育」期間でした!
それぞれの学科での学びを土台に、国際的ゲストをお招きしてご講演頂いたり、海外の福祉事情に目を向けて考える機会を設けたり…いつもとは少し違う学習をしています。
保育士科では、1日目にジェリ=マーティンさんが来てくださいました。
アメリカ生まれのセサミストリートの絵本を、日本語翻訳された方です!
セサミの世界から「多様性」について学び、
自分と相手との違いについて考えるきっかけが生まれました。
2日目は、スウェーデンの子育てについての講演を、ウルリカさんからお聞きしました。
雪景色の中のおひるねバギーや、食文化(豚の丸焼き!)にびっくり、
壮大な自然の風景にうっとり…。
学生たちの心に響いたのは、
「日本はみんなと一緒、おとなしく控えめが良いことのように言われる。
スウェーデンでは、自分の意見を持って伝えないと、やっていけない」
という価値観の違いのようでした。
多様な子どもの保育にあたる立場の保育者として、
個性を守り、活発に表現しようとする姿を、大切にしたいものです。
2日目の後半には、同じくスウェーデン発祥の玩具会社BRIOの方から、玩具の意図についてお聞きしました。
魅力いっぱいの玩具をあれこれ手に取り、童心に帰って遊んで、積んで崩して…
最後にはお土産まで頂いて!特別な1日でした。よかったね^^
3日目以降は、
みんなで主体的に活動を開始!
ここまでの学びや気付きを、オリジナルムービーで表現する、というプログラムです。
登場させるマペット人形はみんなの手作り!
多様性をテーマに台本を考え、BGMや背景、セットにもこだわり…
グループで知恵を出し合いながら、素敵な映像ができあがりました。
昼間主は大宮公園まで出かけ、秋の自然の中でのびのびロケ!
夜間主は、静まり返った夜の学校のあちこちで撮影会です。
5日目、それぞれのクラスで発表会が行われました。
どのグループの映像からも「多様性」の尊さが伝わってきます。
一生懸命作った作品を語る声から、あたたかみを感じました…
「ジェンダーフリー」
「障害理解」
「認め合い」…etc
様々な角度から、多様性、共生についてメッセージを届けてくれた、学生たちです。
丁寧に紡いだ作品は宝物になりました。
大忙し…
でもとても充実した5日間の国際教育!
保育士になったら…
どんな出会いがあるのかな?どんな個性を持つ子どもと過ごすのでしょう…楽しみですね。
ぜひ、その個性を大切に見つめることができる保育士になってほしいと、心から願います。
今回の国際教育が、皆さんの将来の糧となりますように。
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滋慶学園グループでは設立以来、
「実学教育」
「人間教育」
「国際教育」
の3つの教育理念を基礎として、時代に即した職業人教育を行なってきました。
埼玉福祉保育医療専門学校でも、毎年この時期には【国際教育期間】を設け、世界を視野にいれた考え方を知ることや、様々な出会いを経験することを大切にしています。
授業の一環ではありますが、どの学科もおたのしみやサプライズ、アクティブな活動盛りだくさんで、にぎやかで明るい雰囲気でした!
コロナ禍で、制限の中での生活は続きますが…気持ちはグローバル!
いまここで、できることを頑張ろう!
みんなの力が、頼もしく感じた1週間です。