すでにご案内のとおり、本校では来年度より「言語聴覚士科(昼間部)」と「言語聴覚士科Ⅱ部(夜間主)」を開設いたします。現在、開設に向けた様々な準備を行っております。
併せて、毎週末に実施しております「オープンキャンパス」において、少しでも言語聴覚士(「ST」と略称されます)について理解をいただけるように取り組んでおります。
7月14日(日)のオープンキャンパスでは、小児を対象とするSTの取り組みについて、体験授業が行われました。
今回は、国立リハビリテーションセンターが開発した「国リハ式言語遅滞発達検査(S-S法)」の概要を実際に体験しました。
小さいお子さんにいろいろと話かけながら、帽子をかぶるとかぬいぐるみに帽子をかぶせるとか、楽しみながらの活動です。
オープンキャンパス参加者も白衣を羽織り、ST役と子ども役に別れて体験しております。子どもができたときは大げさくらいに褒めることで、子どもたちは次の活動への意欲もわきます。
通常イメージに持つ「検査」とは感じられない活動の中で、子どもたちの「言語に対する認識」や「言語発達の状況」、「言語発達障害」などについての検査となります。
これらの活動の中で、STは子どもたちの様子も観察し、検査の評価を通して、一人一人の様々困難についての対応も担います。オープンキャンパスに参加なさった方も、自然とSTの役割への認識も深まったようです。
今回は、小児を対象とした取り組みでしたが、もちろん、成人やご高齢の方、障害のある方を対象とする場面もあります。
「話す、聞く、表現する、食べる」と言う、誰もが自然に行っている行為の不具合について、言語聴覚士は改善のための業務を担います。すなわち、コミュニケーションや嚥下に困難がある方を支援し、自分らしい生活を送るための支援する「専門職」です。
そして、今回の体験でもお分かりのように、言語聴覚士としての取り組みは、本校がこれまで取り組んできた「福祉・保育」との関連もきわめて大きいものです。
本校は、福祉・保育と共に医療について、社会が必要する人材の養成を行ってまいります。
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