言語聴覚士の需要や適性って?気になるその人数

言語聴覚士は病院などの医療機関で働いている場合が最も多いですが、近年は高齢者施設や児童福祉施設や在宅などでも需要が増え、幅広く活躍できる言語聴覚士が求められています。
「言語聴覚士も地域に出よう!」とうたわれている今、どんな風に活躍することが求められているのか、高齢者分野を中心に説明します。

①地域リハビリテーション
住み慣れた地域で自分らしい暮らしを最後まで続けられるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築が実現されつつあります。地域包括支援センターを総合的な窓口となり、様々なサービスを一体的に作り上げています。
地域リハビリテーション活動支援事業の中で、言語聴覚士は、通所リハビリや訪問リハビリの実施、地域ケア会議やサービス担当者会議への定期的な参加、住民が運営する介護予防教室などの通いの場への提案や指導といった、その地域に住む住民の触れ合いを大切にする活動に関わっています。

②医療と介護の連携
病気になり、例えば重度の要介護状態になったとしても、住み慣れた生活の場で自分らしい生活を続けられるためには、医療と介護の連携が必要です。
訪問診療や訪問看護、訪問リハビリ・通所リハビリ、急変時に一時入院できる病院、訪問介護などの関係機関が連携し、多職種協働により医療と介護を一体的に提供できる体制が構築されています。
言語聴覚士も、訪問リハビリや通所リハビリに勤務している場合は、介護支援専門員を中心にこれらのサービスとの連携を図りながら生活を支えます。2018年には、訪問・通所リハビリと訪問介護が共同して評価することで加算がつくようになりました。病院に勤務している場合にも、退院時の在宅サービスとの連携が重要になりました。

これからの言語聴覚士には、病院でも病院以外の現場でも、言語障害の方々の生活や社会参加を支えたりQOLを高めることも仕事となり、医療分野のほかに介護などの福祉分野との連携が重要になります。
医療も福祉も学べる埼玉福祉・保育専門学校にて、幅広い連携能力をもつ言語聴覚士を目指しませんか?

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