学校改善計画:社会福祉士科3年の授業より

社会福祉科3年生が、科目「相談援助実習」の一環として、学校の現状の分析をもとに、予算10,000円以内で可能な改善計画について,グループによる検討を行い、9月28日(金)に発表会を実施しました。それぞれ校内の不具合や学生の視点からの改善方策が出されました。

 

今回は、1年生も参加して発表を聴き、感想や意見、さらに評価も行いました。

  

 

ます1番目は、「埼福スポーツフェスティバル(体育祭)の実施」

他学科との交流の機会や相互理解を進める取り組みとして,福祉の要素を取り入れた体育祭を行い、日常的な相互理解の推進を図るとともに、将来の多職種連携の意識啓発にもつながるというものです。予算は公共機関の利用で、9,800円です。

質疑として、具体的な運営方法、実施のための合意形成の方法、行事自体の持続性等についての意見が出されました。

 

2番目は。「第1校舎のエレベーターに鏡を!」

身だしなみ確認とともに、福祉の専門学校として,車椅子利用の方にとってもエレベーターに鏡があることによって後方確認がしやすいとの視点で、実演で紹介しました。もちろん、安全面を考慮した対応や定期的なメンテナンスの必要性について提案しました。予算は、8,460円でした。

質疑として、メンテナンスの方法や対応担当、福祉の視点からのアピールの視点などががあると良いなどの意見が出されました。、

  

3番目は「トイレに炭やハーブを置くことによる環境作り」

トイレを綺麗にすることによるイメージアップや快適性の追求について、一般データによる「ショッピングモール等でもトイレが綺麗なことでイメージが上がりまた行こうと思う」などを引用して、その必要性をアピールしました。同時に、炭やミントの持続性についても触れましまた。予算は、3,452円でした。

質疑として、芳香剤ではだめなのか、ラベンダー等の他の植物ではだめなのか、手入れ等などが出されました。

 

4番目は、「教室チェックボードの設置」

学生が、今どこの部屋でどの学科の授業が行われているのがわからず、空き教室の利用もままならないことから、ホワイトボードとマグネットにより使用状況を一覧できるシステムが提案されました。8,046円でした。

質疑として、時間別やマグネットの色分けなどのアイデアが出されました。

そして、最後は「放送を通して,構内の雰囲気をより良くする」

昼休みの時間に放送を流し、学科間はもちろん学科内での情報伝達や相互理解、重要事項の確認、雰囲気作りなどの提案で、各クラス輪番で学生主体となって音楽や学科紹介、伝達事項の共有、学校のフリートーク等のアイデアが出されました。予算は、既存の設備の利用のため、基本的にお金は掛からないそうです。

質疑としては、実施時間や放送設備の状況、第1校舎と第2校舎間の対応等が出されました。

 

3年生はもちろん、1年生や教職員からも質問や感想、意見等も出され、活発な発表会となりました。

最後の感想・総評では、3年生からは、「授業のグループワークなどで、自分の意見を述べ,人の意見を聞けるようになってきたとともに、その際に意識的に褒めるようにしてきたため、それがソーシャルワークに生かせると思う」と、取り組みの成果を述べていました。

1年生からは、3年生で行われる「卒業研究」に向けて、「研究の視点や方法、結果の求め方など多くの学ぶ点があった」との感想を述べておりました。

また教職員からは、「プレゼン方法やデータをもとにした客観的な分析等が必要である」との指摘もなされました。また、「学生の視点からの改善方策の検討とともに、自分たちでできること、学校運営に関すること等の精査があると現実的になる」との意見もありました。

今回の改善計画は、本校卒業後の職業生活の場である施設や保育園等で必ず生かされるものです。逆に言えば、これらの計画も学習の成果をもとにしたものとなったと言えます。

3年生の皆さん。卒業後も今回の経験を生かし、利用者の視点からの改善計画を持てるようになってください。