学校では、通常の授業ばかりではなく、授業の一環として、あるいは授業や学校と関連して、様々な取り組み(本稿では「イベント」と呼びます)が行われております。それぞれ各学科等でも配信しておりますが、このブログでも改めて配信させていただきます。
1月27日(土)には、保育士科1年生・こども福祉科Ⅱ部1年生による、「オペレッタ」の発表が行われました。詳しくは、保育士科・こども福祉科Ⅱ部のブログ「オペレッタ発表会を開催!」をご覧ください。
「オペレッタ」とは、19世紀ヨーロッパを発祥とした、オペラ(歌劇)を簡単にした音楽劇で、「喜歌劇」と訳される場合もあります。ピアノ等を伴奏に、身近な物語などを歌で表現する音楽劇で、幼稚園や小学校などではおなじみかと思います。
今回は、未来の保育士・幼稚園教諭である学生たちが保育園や幼稚園をイメージして、企画から衣装、セット、ピアノ伴奏まで自分たちで取り組みました。
まず、保育士科1年生よる「白雪姫」「ピーターパン」の発表。
つづいて、こども福祉科Ⅱ部1年生による「アラジンと魔法のランプ」です。
ディズニーなどでおなじみのストーリーのため、観に来たエンゼルキッズのお友だちや本校進学を考えている高校生も、楽しい歌と緊迫の演技に見入っておりました。
特にばっちりメイクを施した、白雪姫に毒りんごを勧める魔女の姿には、会場で観ている小さなお友だちも、その怖さに泣き叫んでおりました。
学生たちも、これから働くこととなる保育園や幼稚園で、今すぐにでも使うことができる技を学ぶことができました。今後が楽しみです。
さて1月28日(日)には、介護福祉士を題材にした映画「ケアニン~あなたでよかった~」(監督:鈴木浩介)の上映を行いました。午前は地域をはじめとした一般の方々を対象に。午後はオープンキャンパスの一環として、主に高校生を対象としたイベントです。
この映画は、認知症のお年寄りを支える若い介護福祉士(ケアニン)の取り組みをテーマにした映画です。いろいろ悩んだり、自問自答したりしながら介護の本当の意味を体感し、成長する姿が描かれております。
その映画の中で「誰でも年をとることは当たり前。そのときに支えることは当たり前。誰でも支えあうことは当たり前」や、「看取ることは、最後まで生きることをお手伝いすること」などの台詞は、いろいろと考えさせられました。上映会場では、あちらこちらセすすり泣く音やハンカチで目を拭っている姿が見られました。
映画上映終了後、この映画の介護技術指導をなさった、藤沢市にある「あおいけあ」の 鈴木 真 氏によるトークセッションが行われました。
鈴木氏は、この映画で「介護は広がりのないイメージであるが、実は広がりが大きい」「利用者さんに人として成長させもらえる」など、介護の重要性とともに、面白さや厳しさが伝えられればと、おっしゃっていました。また、介護現場のみならず高齢社会が進行するこれからの職業生活では、その業種でも介護の知識は不可欠であるとも、お話いただきました。
高校生は初めて観る現場の様子でしょう。しかし、学生たちは本校ですでにいろいろ学び、実習も経験しております。上演後は、高校生の相談も受けて、自分なりの思いや経験を話している姿が印象的でした。
このように本校で学ぶ学生は、すぐにでも現場で活躍ができおるよう、主体的に毎日を過ごしております。
なお、映画「ケアニンあなたでよかった~」は、2月5日に所沢市、2月11日に新座市、3月15日に桶川市、4月28日坂戸市、5月12日に志木市で上映会が行われます。詳細は、下記をご覧ください。
本稿は、「様々なイベント(その2)」に続きます。