言語聴覚士と他リハビリ系国家資格との違い

理学療法士と作業療法士と言語聴覚士の違い
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士は、同じリハビリテーション専門職であり、国家資格です。
具体的な違いをまとめました。今後の進路決定の参考にしてみてください。
基本情報
言語聴覚士 Speech-Language- Hearing Therapist(ST) |
理学療法士 Physical Therapist(PT) |
作業療法士 Occupational Therapist(OT) |
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資格者数 (2018年) |
約3万人 | 約16万人 | 約9万人 |
対象 | 音声や言語や聴覚の障害 | 身体の障害 | 身体または精神の障害 |
目的 |
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開業できるか | 開業可能 ※言語障害、言語訓練、構音訓練 ※嚥下訓練や補聴器装用訓練は除く |
開業不可 ※医師の指示が必要のため ※個人事業主としては可 |
開業不可 ※医師の指示が必要のため ※個人事業主としては可 |
仕事内容
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言語聴覚士(ST)
- 構音訓練
お口の体操、発音の獲得 - 言語訓練
言葉の復唱、教材を手がかりに言葉を引き出す - 嚥下訓練
食べ物を使わない基礎訓練、摂食訓練
- 構音訓練
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理学療法士(PT)
- 運動療法
歩行などの基本動作、関節の可動域を維持改善する運動、筋力の改善など - 物理療法
電気や温熱機器などを用いた治療
- 運動療法
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作業療法士(OT)
- 日常生活動作の獲得
食事、着替え、身支度、排泄、入浴など - 手段的日常生活動作の獲得
調理、洗濯、買い物、掃除、金銭管理など
- 日常生活動作の獲得
向いている人
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言語聴覚士(ST)
- 人との会話が好き
- 根気強い
- 観察力がある
- 共感する力がある
- 探究心がある
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理学療法士(PT)
- 人との会話が好き
- 根気強い
- 観察力がある
- 運動が好き
- 明るく前向き
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作業療法士(OT)
- 人との会話が好き
- 根気強い
- 人助けが好き
- 発想が柔軟
- 遊び心がある