6月8日(金)社会福祉士科3年生の4名と狭山台団地のサロン見学に行ってきました。
狭山台団地とこの団地内のサロンを運営するUR都市機構様がお声がけ下さり実現した見学会です。
「費用は自分たちが持つことになっても、私たちは地域に貢献する役割がある」
そう考え、誰もが集えるサロンをオープンさせるに至ったそうです。
実はこのサロン、昨年度の3年生(現:卒業生)もお世話になっています。彼らが企画し、サロンで実施させていただいた【にこにこ体操】は今でも好評で、この冊子があっという間になくなるほどだそう!
日ごろは比較的お元気なご高齢者の利用が多いサロン。おしゃべりをしたり、折り紙や知恵の輪、「何をやる」という決まりはなく、個々が思い思いの時を過ごされています。
その一方で授乳室、キッズスペースの設備もありいわゆる子育て世代や長期休みになると小学生も集まります。こども110番の家としても機能するこのサロンは、「いつでもおいで」の安心を地域に提供する、地域を温かく見守るそんな役割を果たしています。
学生が目指すソーシャルワーカーは「いつでもおいで」を本人が持つ雰囲気で表現することが求められます。目の前にいる相談者の自立を妨げないよう、しかし必要なときに適した社会資源の一部でいられるよう。
UR都市機構様の活動とソーシャルワーカーの役割を重ね、6月21日から施設実習に出発する学生の成長を脳裏に浮かべた見学となりました。
担任として、学生の成長や笑顔が何よりもうれしい山﨑です。
このような経験をご提供くださったUR様に感謝の意をこめて。 【完】