本校では、「4つの信頼」を基本理念に、教育活動に取り組んでおります。
4つの信頼とは、「学生・保護者からの信頼」「高等学校からの信頼」「業界からの信頼」そして、「地域からの信頼」です。前半の3つは、専門学校として不可欠な要素です。それに加えて、4つ目の「地域からの信頼」は、実は根本的な信頼として、本校では捉えております。
その地域とのかかわりの一環として、10月8日(日)にさいたま市大宮区の「中部地区運動会-三世代交流スポーツ大会」の関わらせていただきました。
快晴に恵まれたこの日、本校からは介護福祉士科1年生男子6名、社会福祉士科1年生女子4名と教職員2名が、お隣にあります「さいたま市立大宮小学校」に集いました。
大宮小学校の吹奏楽団の演奏のもと、いよいよ開会です。
本校は、住所のある「仲町1・2・3丁目合同チーム」の一員として、運動会に参加しました。入場行進では、仲町の小学生たちと一緒に行進、後方には年配の方もたくさんおられ、まさに三世代です。
開会式では、「しっかりと交流して、楽しい1日にしましょう」と、ご挨拶がありました。
さて、いよいよ競技の開始。「三世代交流」の名の通り、未就学児童競技、小学生競技、小学生と青年の合同チームの競技、青年の競技、60歳以上の方の競技など、誰もが楽しめるプログラム」が目白押しでした。
本校の学生も、仲町のオレンジ色のビブスを羽織って、それぞれ数種目エントリーをさせていただきました。特に、介護福祉士科では今年度より「スポーツ・リハビリ専攻」を設けた関係もあって、自身の活動のみならず、自分の将来に向けた得がたい勉強の機会としても、取り組ませていただいた形です。
(ゲートボールリレー:合同の部) (小学生リレー:小学生の部)
(玉入れ:青年の部) (回旋フットボールリレー:青年の部)
(各世代の仲町オレンジ軍団) (投げ越し玉リレー:合同の部)
(1000mリレー:年齢制限なし) (バトンタッチ)
本校は、介護福祉士や社会福祉士、保育士と人と関わる職業生活のため学習を行っております。当然、対象となる人がどのような立場や年齢であろうと、その関わりの意味は大きくなります。
今回、地域の子どもたちと本校の学生たちが、競技の間の時間に一緒に過ごしている姿が見受けられました。
「お兄ちゃん」と言われながら一緒に遊ぶ姿は、たちどころに子どもたちの心を捉え、厭わずに遊んでいることである、感心して見ておりました。このような場面でも、将来の姿を垣間見ることができるとともに、入学してからの彼らの半年間は実に大きいものであったと、再認識することができました。
さて、いよいよ閉会式。ここでの結果発表で、わが仲町は、決して好成績ではありませんでした。
しかし。三世代の皆さまと学生たちが一緒になって汗を流し、正々堂々と競技したことに、皆さまの表情は達成感と満足感に溢れておりました。
閉会式も終わり、会場の片付け。ここでも本校の出番です。机やいすをたたみ、テントを解体してブルシートを折り畳み。それぞれの片付けも率先して行いました。ちょっとした場面にも、学生たちの真の姿を見ることができました。
さて、今回の「三世代交流スポーツ大会」では、本校が目指している「地域からの信頼」の一環となったでしょうか?
その日の夕方やその後、町内でお会いした仲町に皆様からは、たくさんのねぎらいとお礼のお言葉をいただきました。手前味噌になるかもしれませんが、埼玉福祉・保育専門学校は、仲町の一員として認めていただいていることを実感させていただきました。
本校では、関係業界に必要な人材の育成に取り組んでおります。同時に、少しでも地域のお役に立つつもに、地域の皆さまに、学校も学生たちも育てていただけるように、今後も取り組んでまいります。