トップ > 学校紹介 > 教育システムの紹介 > 講師紹介 > こども福祉科 段先生


許可をいただき子どもたちが帰った後、Kちゃんの家に向かいました。
Kちゃんの家はラーメン屋をしていてお昼時、お店のカウンターでお客さんの邪魔にならないように本を読んでいました。
お母さんが「幼稚園に行きたがらないので、今忙しいから・・・」
とっさに「明日迎えに来てもよろしいですか?」
そして次の日から幼稚園出勤前、自宅から幼稚園を通り過ぎKちゃんの家に向かいました。
1日目ピンポン押しても応答なし。
2日、3日、5日目お母さんがパジャマで「まだ寝ているから」それでも2週間そんなやりとりをしながらも通いました。

15日目、お母さんの後ろで目をこすりながら顔を出してきたKちゃんに「おはよう!」と明るく声をかけました。それから5日目、「明日も来る?」Kちゃん の言葉に「もちろんだよ!」20日目のことでした。次の日、少し早めに向かいました。「今着替えてるから待っててくれる?」21日目、私は梅雨の晴れ間の さわやかさを感じながらKちゃんと手をつないで幼稚園に向かいました。次の日は「先生遅い!」玄関で待っていてくれたKちゃんでした。その日、「明日から 先生来ないで大丈夫だよ、幼稚園、やっぱり楽しいからね」そしてお帰りのお迎えのとき、お母さんがお店の閉店の時間が遅く、Kちゃんの負担が大きく、かわ いそうな思いをさせた、と話してくださいました。その時、私は子どもと関わる仕事を選んだことに改めて感謝し、人の命を預かることの大切さをKちゃん親子 から教えていただきました。