卒業研究発表会:後半

12月14日(木)、さいたま市民会館おおみやの大ホール行われた「平成29年度卒業研究発表会」、後半です。

発表者は、こども福祉科:久保田・清水・高田・細谷・三上。社会福祉士科:廣田・松本・福原・茂木・鈴木・辻。こども福祉科Ⅱ部:池端・黒田・白澤・田中・垂石・生田目。介護福祉士科Ⅱ部:大澤・大西・相良・鈴木・関根・西 です。

発表5(礼) 発表6 (礼)

発表7 (礼) 発表8 (礼)

後半の司会は、社会福祉士科2年生の赤沼さんが務めました。

後半司会

さて発表です。まずこども福祉科の発表は、「児童養護施設で暮らす子ども達の学習に対する集中力を高めるには~五感を刺激する“ながら学習”を通して~」です。児童養護施設に入所している小学生7名に、家庭にありそうな物を使い、五感を刺激する“ながら学習”を行うことによる学習への集中の様子を調べました。一般的に“ながら学習”は望ましいとは言えないでしょう。しかし、児童の特性にもよりますが、施設という環境の中で、心の安定のためへの一定の成果が出され、個人差を踏まえ、個々を大切にした研究となりました。

発表5(2) 発表5(4)

続いて、社会福祉士科の発表は、「就労支援施設における販売促進について」です。就労継続B型の施設を対象に、利用者の工賃の改善のためにできることとして、生産物の売り上げ向上のための広報活動の研究を実践しました。同時にこの取り組みにより施設の認知度を上げる効果も期待できます。利用者へのアンケート調査をもとに働く意欲の向上も見られ、まさに自立への道の構築にも効果的であることが実証されました。

発表6 (2) 発表6 (3)

続いて、こども福祉科Ⅱ部の発表は、「箸と手指の発達の関連性について~箸を使用し始める適切なタイミングを考える~」です。箸を持てるようになるためも日常的な手指を使った活動などのついてのフィールドワークを行いました。調査の結果、手指の発達が未熟なままでのトレーニング箸を使用に対するデメリットについての確認もされるとともに、鉛筆の持ち方と正しい箸の持ち方の関連が実証されました。保護者と保育者の連携の大切さが確認できました。

発表7 (2) 発表7 (4)

今回の発表会の最後となる介護福祉士科Ⅱ部の発表は、「介護職の技術向上に向けた意識の変化~ポジショニングの技術習得を通して~」です。介護施設に勤務する介護福祉士や介護補助員の取り組みを検証するとともに、定期的な勉強会による個々の変容についての研究を行いました。その結果、普段の業務にその知識や技術を活かすことを促した結果による変化が確認でき、そのことが一人一人の資質の向上につながることが実証できました。

発表8 (2) 発表8 (3)

後半でも学生から多数の質問も出され、活発な発表会となりました。

学校長の講評では、「自ら設定した課題に対する研究で、問題解決の様々な経験ができたこと」「本校の養成目的の実現のための共通キーワードは信頼であること」「今後の職業生活の中で様々な課題や不具合の改善を図り、信頼を高めるためには、今回のような研究の視点が重要であること」等をお話させていただきました。

その上で「意識が気付きの始まり 気付きが行動の始まり 行動が成功の始まり」の言葉を贈らせていただきました。 

講評

このように、非常にレベルの高い研究が実施され、その内容を真剣に聴く在校生がいて、実に意義深い行事となりました。お越しいただいたご来賓の皆さんからも、お褒めの言葉を頂戴いたしました

集合写真 (こどもⅠ部) 集合写真 (社会)

集合写真 (こどもⅡ部) 集合写真 (介護Ⅱ部)

そして、このような発表会を仕切る司会の学生も大変見事な活躍でした。富永さん、赤沼さん。ありがとうございました。

司会者

職業人を育成する専門学校では、常に現場の視点からものを見、現場に視点での取り組みを経験することが重要となります。その中で、今回の研究発表でも、実習や「ワーク&スタディ」などの場で今後関わる利用者や相談者、幼児、そして保護者やご家族の視点からの課題をもとにしたテーマ設定が行われました。ご来賓のある方からは、「ぜひ現場で研究を継続してほしい」とのお言葉も頂戴しました。

その意味でも、今後の職業人としての第一歩を記すと言える研究発表会となりました。

主役の発表者、発表を真剣に聴いていた学生たち、お忙しいところお越しくださったご来賓や講師の先生方、そして会の企画・運営に関わった多くの皆さま。心よりお礼を申し上げます。

ありがとうございました。

校長 青木 猛正(あおき たけまさ)

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