スポーツリハビリテーション専攻

本校介護福祉科では、介護についてより多角的に学ぶことをめざして、今年度入学生から「スポーツ・リハビリ専攻」と「総合介護専攻」を設けて、後期より週1コマの選択科目として実施しております。

スポーツ・リハビリ専攻では、看護師や理学療法士などの他職種と連携し、ご高齢の方にスポーツやレクリエーションを通した「介護予防」の支援についての知識や技術を学びます。

一方総合介護専攻では、ご高齢の方や障害のある方が、その人らしい生活を楽しみながら過ごせるように、食や音楽、イベント(行事)などのあり方や知識や技術などを幅広く学びます。

10月17日(火)の「スポーツ・リハビリ専攻」の授業では、理学療法士で後進の指導にも当たっておられる、坂田 晋一 先生に「介護予防とBiomechanics」について講義をしていただきました。

1 授業全体 2 授業全体

授業では、足を中心に筋肉に使われ方やそれに伴う重心の移動歩行のメカニズム等について学問的な側面をもとに、学生たちに歩行やバランスのとり方など、実際的な体験を取り入れておりました。

5 実践1 6 実践2

理学療法士は実際の筋肉の働きをもとに、生きるための基本的動作指導を維持改善させるような対応をなさっておられます。そのことを通して、残存機能を生かした動きの提案をなさいます。

 

3 授業全体 7 実践3

学生たちも、実際に歩いてみたり、体を支えてみたり、立ち上がってみたりしながら、筋肉の使い方やバランスの取り方、重心の移動など、説明を受けたことを体感しておりました。

8 実践4 9 実践5

講義の最後には「それぞれの得意な所を認め合って、情報共有をして、より良い社会をつくっていきましょう」のメッセージをいただきました。

11 ポイント 12 集合

坂田先生は、講義の冒頭2001年WHO(世界保険機構)が提唱した「生活機能分類(ICF)」について触れられました。すなわち、生活機能は「心身機能」「活動」「参加」に分類でき、それらが行われる要因として、個人の機能や精神面などの「個人因子」と、周りを取り巻く「環境因子」があります。

その中で、「心身機能」は理学療法士の役割で、「活動・参加」が介護福祉士の役割とのことでした。だからこそ、介護福祉士との連携に「感謝している」とお話されました。

 

一方、同時間の「総合介護専攻」では「生きること」をテーマにしたグループワークに取り組んでおりました。

13 生きる 14 生きる1

現在の介護は、生活全般を支援することではなく、「援助を通して生活行為を成立させ、生活習慣を整え、命を守り、基本的生活欲求を充足させ、生きる意欲を引き出すこと」と言われております。すなわち、使える機能を最大限生かすことを通して、生活全般への意欲を持っていただくことです。

その意味で、今回の「スポーツ・リハビリ専攻」で取り組んだように、身体機能に対する知識を持つことで、援助の幅が広がります。また「総合介護専攻」での取り組みのように、生きることを真剣に捉え、生活に張りを持ち、メリハリのある生き方を踏まえた援助のあり方を学ぶことも不可欠な要素となります。

 

このように、本校介護福祉士科では、これからの介護のあり方に真剣の取り組み、介護を必要とする方が「生きることの素晴らしさ」を実感できるように取り組める、まさに時代の先端を行く介護福祉士を養成しております。

 

校長 青木 猛正(あおき たけまさ)

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